655 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/05(土) 02:01:07 ID:DTGOnlM1
小学生のころ、道端で黒い雑種の子犬を見つけました。捨て犬でした。
犬が大好きだった幼いわたしは、中途半端にその犬に構ってしまったからか、とってもなついてくれた。
でも、家で捨て犬を家族として迎えることなんてできなかった。
一度家に帰って相談したけど、親に断固として反対された。
その後も、妹とその犬のところに行って、少しエサをあげたり、遊んだり、その子犬はますますわたしたちになついてくれた。
雨がたくさん降っていた日で、わたしたちは家に帰らないといけない時間になったので、
その犬とさよならすることになった。
656 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/05(土) 02:02:08 ID:DTGOnlM1
続きです。
子犬にバイバイ、と悲しかったけど挨拶をして背を向けたあと、
その子犬はわたしたちのあとを追ってきた。
雨の中、追ってきた。
これじゃダメだ、お母さんに怒られると思って、走った。妹も走った。
子犬は、必死に鳴きながら追ってきた。
一瞬後ろを振り返ると、子犬はずぶ濡れになって、それでもわたしたちに向かって鳴きながら一生懸命追ってきた。
でもわたしたちは、犬から逃げるように、門扉を閉めて、家に入った。
それからその子犬を見かけることは無くなった。
お母さんにその子犬のことを尋ねたら、「保健所に連れて行かれたのかもね」と言われた。
そのときは「保健所」と聞いてもピンとこなかったけど、今では、保健所に連れて行かれた犬が、どうなるのかよく知っている。
今でも、雨の中、必死に追いかけてきたあの子犬の姿をはっきりと思い出すことができる。
ごめんね。
悲しい思いをさせてごめんね。
構ってくれた相手が急に背を向けたら、悲しくて追いかけたくなるよね。
中途半端にやさしくしてしまって、ごめんなさい。
どうかやさしい飼い主に飼われていてね、なんて都合良くも思えなくて、
だから悲しくて、今でもすごくすごく胸が痛くなる思い出です。
乱文すみませんでした。
2006年08月13日
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