2006年08月15日

白猫はおじいちゃん

910 :本当にあった怖い名無し :2006/08/11(金) 02:41:09 ID:p4g3V93s0
うまいこと文章書けるかわかんねぇけど書いてみる。
1/2

うちのじいちゃんは田舎だけど今で言う実業家で
一代で莫大な資産を手にして近所では知らない人がいないぐらい偉大な人だった。
そんなじいちゃんがどうしても孫に男の子が欲しい!が口癖だったらしく初孫が姉だったので
親も苦労したらしい。そんな中兄貴が生まれて、名前までじいちゃんが考えて付けた。
次に俺が生まれても兄までの喜びは無かったらしく、案の定俺はじいちゃんに
名前を付けてもらえず、可愛そうに思った母が付けてくれた名前が
恵まれるようにとそのまんま"恵"と付けてくれた。
たしか俺が5歳ぐらいでこの話を聞いて
子供ながら"なんで俺には"と、正直にじいちゃんが好きになれなかった。

何年か経って俺が小学校に入った頃じいちゃんが他界した。
それから毎年、正月と盆になるとむちゃくちゃ大きくて真っ白な猫が家に来るようになった。

                                      続く。


911 :本当にあった怖い名無し :2006/08/11(金) 03:11:46 ID:p4g3V93s0
2/2

その猫は明らかにその辺にいるようなノラ猫ではないぐらいのオーラを放ち
姿を見た家族は全員"おじいちゃん"だと怖がることも無く毎年来ては缶詰とミルクの代わりにじいちゃんが好きだった緑茶を差し出し
全て平らげると知らない間に姿を消していた。

ある年の忘れもしない1月3日の深夜、また白い猫が俺の部屋側の屋根に登って大きな鳴き声を発していた。
俺は窓から屋根に登り猫を抱きかかえて居間に運んでいってあげようと自分の部屋を出ようとした時
突然暴れだして腕からすり抜けベッドの頭の上に置いてあった大きな目覚まし時計を猫パンチで殴り
次に洋服をかけるためのハンガーラックを倒した。
俺は無理やり猫を鷲掴みにして2度と離れないようにしっかり抱きしめ、居間に猫を運んだ。
居間で家族が猫の相手をしている時にハンガーラックを立て直し、目覚ましを元の所に置いた。
次の日また同じ時間同じ場所から猫の鳴き声が聞こえる。
捕まえようとすると今度は自分から部屋に入り、ハンガーラックと目覚まし時計を倒しては窓から逃げる。
この状態が1週間近く続き、最終的にはハンガーラックを立てる大事な部品はなくなり
目覚ましはカバーが割れて両方とも使い物にならなくなり、ハンガーラックは分解して目覚ましはゴミ箱に捨てた。



2個で終わると思ったけど長くなりそうなのでもう一回分けます。


912 :本当にあった怖い名無し :2006/08/11(金) 03:30:24 ID:p4g3V93s0
それから何日かして1月17日 阪神淡路大震災が発生。
うちは大阪の南の方なので震度はまだ低かったものの
壁が剥がれ、窓はサッシから抜け、食器棚はひっくり返っていた。
もしこのままハンガーラックと目覚まし時計がそのままの場所にあったらと思うと
軽いにしても間違いなく怪我をしていたに違いないと寒気が走った。
じいちゃんは俺が嫌いじゃなかった。涙が止まらなくなり
母にごめんなさいごめんなさい。と泣きじゃくった。

それ以来毎年来ていた猫も徐々に姿を見せなくなった。
今は正月と盆と1月17日は缶詰とじいちゃんが好きだった緑茶を持って
墓前で手を合わせています。

長文乱文失礼しました。
posted by 管理人@ at 12:53 | Comment(3) | TrackBack(0) | 読み物(心霊)
この記事へのコメント
    ええ話や
    Posted by 徒然なる名無し at 2006年08月15日 18:54
    「あんたは女の子のはずやったんや」
    と親に言われました。ショックだったなー。
    Posted by 徒然なる名無し at 2006年08月15日 21:49
    きっと天国でおジィちゃん安心してはるわ。・・・・ええ話や。
    Posted by 愚公 at 2006年08月22日 16:58
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